CASE

加工事例

2024/05/10

大型薄片を納品いたしました

スリーエム仙台市科学館 様

【概要】大型薄片
【試料】玄武岩、班レイ岩
【作製方法】湿式

【担当者からのコメント】
大型薄片の難しさは、
①大きな面を平滑に研磨すること。特に接着面の平滑性が重要である。スライドガラスに接着後にどれだけ平滑に研磨しても接着面の歪みによって厚さを均一にすることができなくなる。
②2次切断時の厚さの判断。切断時に刃が逃げてしまうこと、歪みでガラスにヒビが生じること、スライドガラス側の試料を厚くし過ぎると次の研磨作業に手間かがかる。
③厚さ調整。大きいので、通常サイズの時よりも「点ではなく面」を薄くしていくイメージを持つ。
④カバーガラス封入。大きいため、加圧する際に一点のみに集中せずに、全体の封入剤の広がり具合をイメージする。

これらは、経験していくことが重要になります。また、ちょっとした【道具】があると作業は効率的、かつ精度も高くなります。
【道具】は、本学の機械工作室にて作製です。まさに、試作ができる環境です。この環境こそ当室の大きな「強み」です。

自分たちの作品が博物館に展示される日を心より嬉しく、そして、展示される様子を見られる日を楽しみにしております。

お客様の声

リニューアルから1週間を迎えますが,初めて薄片を見た方,プレパラートサイズの薄片しか見たことがないという方が多く,偏光板を何度も回しながら展示を楽しんでいただいております。

(※注:実際の展示の様子を撮影していただきました。ありがとうございます。)